有明渡り鳥紀行

また思い付きで飛行機に乗りたくなったので立案。
4月に入って運賃が下がってきたので、今回は乗ったことない神戸~長崎線に挑戦。7月に午前中の長崎行きが無くなって不便になるのでその前に使ってみようというのも選定の理由の一つ。

2017年4月5日
・三宮→神戸空港 2404 6:50 神戸空港行き

朝一の長崎線は7:50のSKY141便。寝過ごしと混雑を回避するために早めに空港に行って飛行機を観察。



発券したらとりあえず展望デッキ。今日のNH412便はJA711Aが充当。
天気予報では西日本は曇りのち雨という予報だったものの、この時点で神戸は日光が射しててなんとか持ちそうな雰囲気。

近くにいた子供がこれを指して「ジャンボジェット!」とか言ってたけど、747-400Dは565席なのに対して777-300は514席(どちらも国内線仕様)なので、本当にジャンボジェットに迫る大きさ。
ただしこれは-200。それでも405席と大容量。



NH412が出るより先にスカイマークが東京へ出発。
この時下に4機のスカイマーク機が並んでたので、今のダイヤでは7時前に来ればスカイマークだらけの風景を見れる模様。



というわけで、今日はこれに搭乗。

・神戸空港→長崎空港 JA737T 7:50 SKY141便 長崎空港行き 29H



下から2桁目が数字の機材の古い機材。黒シートも地味に初めて。

直前予約で5000円だったので空いてるのかと思ったけど、結局どの列も平均4人~5人座ってたので採算ラインはキープしてるっぽい感じ。
神戸長崎線は1日4往復(7月からは3往復)あるので、あんまりイメージないけど意外と需要があるってことなのか?



風は強くないものの、東に向かって離陸。
2月にNH412便に乗った時も東向きだったけど、その時はすぐ雲に突っ込んだので今回はじっくり外を観察。

上がるとすぐ旋回して神戸空港を眼下に眺めながら西へ。
この辺りでは六甲山よりも低いところを飛んでて、後続の沖縄行きが離陸するのも確認できたほど。



家島諸島を通過。春になって偏西風も弱まり、時速740kmほどで巡航。
と思ったら小豆島を最後に雲に突っ込み、以降全く眺望はなし。どうも最近微妙な天気なことが多いような。



9000m前後で巡航してると雲と雲の間を飛ぶことになり、一面色彩のない世界に。
この写真、これでも無加工の撮ったそのまんま。こんな色のない空を見ることになるとは。バーティゴになりそう。


なので、キットカット齧りながらグーグルマップ見るしかなし。
スマホのGPSが機内モードでも使えることを今更知ったので、これからは飛行中にリアルタイムで現在位置を捕捉できます。便利。

2日前に18きっぷで4時間かけて移動した尾道までの道のりを20分ほどで飛行。飛行機に乗れば九州は近所。



九州上空に差し掛かって4000mぐらいまで降下するとやっと下界がはっきり。
地図を見るとここは糸島市。もう博多も過ぎてほぼ佐賀県。



ハウステンボス。
今回はかなり後方の29列に座っていたものの、ここでもエンジンから排出される熱の陽炎で風景がゆらゆら。
まあ写真撮る時以外そんなに気にならないので別にいいんですけどね。



大村湾北部のぐにゃぐにゃ海岸線地帯を低空飛行。
その後、湾内を縦断して着陸。



長崎空港は初めてなので見学。展望デッキから見ると山が近いけど、こう見えても世界初の海上空港なんです。

離島方面への路線や国際線も飛んでるので、飛行機のバリエーションは割と豊かで見ごたえあり。
反対側にオリエンタルエアブリッジの尾翼も見えてたけど、ボーディングブリッジに隠れてて無念。



コンコルドの飛来実績もある長崎空港。国内でコンコルドが来たのは羽田と関空とここだけ。
JASのMD90やANAの767-300やB747-400Dの初便も長崎線に投入されたという栄誉ある(?)空港。



ターミナル内は長崎なので教会風なデザイン。
土産物屋も充実しており、見ての通り保安検査場も混み合ってて地方空港の割に活気ある風景(手際が悪いだけ?)

・長崎空港→大村駅前 9:40 長崎県営バス 10系統 諫早駅前行き



非電化の大村駅になぜか張られてた架線。調べたら訓練用に設置されてるとのこと。線路が敷かれてないので不思議な風景。

駅から空港が近いこともあり、諫早方面に向かって離陸していく飛行機が見えます。ちょうど乗ってきたスカイマークが神戸へ離陸。



やってきたのは1本しかいない国鉄色という引きの良さ。

・大村→諫早 キハ66 110 10:21 快速シーサイドライナー 長崎行き

沿線には長崎新幹線の高架が既に立ち上がっておりびっくり。
こんなところにもついに新幹線が。



諫早駅も絶賛工事中。新幹線ができるのは楽しみだけど、当面は博多まで直通できないのが難点。
駅舎が仮設みたいになってるせいか、島原鉄道の券売機も数十cmの狭い壁際に押し込まれてて切符買うにも苦労。
ガリガリで有名な人間が入るのに苦労するぐらいだから、太目の体型の人は鉄道を使う権利がないのかも。

・諫早→多比良町 キハ2508 10:39 普通 島原外港行き



島原半島の北部を走る島原鉄道の車窓にも雲仙岳が。
もっこりと真ん中が盛り上がってて分かりやすい形状。



反対側を見ると有明海。対岸は佐賀市。
干潟で有名な有明海は全体的に遠浅の海で、干満の差が大きいのも特徴。
写真でも大きく潮が引いてるのが確認できます。



島原まで行かず、多比良町(たいらまち)駅で途中下車。
特に何もない駅で降りてウォーキング開始。



踏み切りを越え



道路をちょっと歩いていくと



港に着きます。



そして乗船。

・多比良港→長洲港 有明きぼう 12:00 有明フェリー 長洲港行き

有明海は長崎県から熊本県北部や福岡県南部へ向かう最短距離のルートであることもあり、短絡するフェリーが湾内で運航中。
最初は島原から大牟田行きのやつに乗ろうかとも思ったけど、高速船なので運賃が高いということでパス。
有明海最狭部の多比良港と長洲港(熊本県)を結ぶ有明フェリーなら440円と格安。



船内には食料の自販機もあるけど事前調査によるとここのフェリーではうどん食えるんだぜ
とか思ってたら、うどんを供食してたフェリーはもう全部退役済みでした。よって断食。



船が出港すると餌を求めてカモメが大量飛来。
船内ではカモメの餌用のパンも販売してるので、親子連れを中心に(カモメに)人気。
ちなみに人間が食べても大丈夫らしいので買って食べようかと思ったけど、周囲の大量の親子連れからの視線が痛いので断念。
それにしても春休みだからか乗客のほとんどが車利用の子連れでした。大繁盛。



船内から見ててもカモメが目の前を飛びまわるのでバードウォッチングには最適。
相対速度10km/hほどとはいえ、目の前を飛び周るカモメを望遠で撮影するのはかなり困難。



45分で長洲港に到着。一気に客室から人が消えて車がどんどん出てくるのを横目に港を後に。

港からJRの長洲駅までは2kmほど離れてる上に、バスも予約制の乗り合いタクシーも本数が少ないので基本は徒歩。
歩くついでにどこかで昼飯としましょう。



街の中を歩いてると島原大変肥後迷惑による津波の浸水深の表示。
8mの浸水というと2階~3階の高さまで水に浸かったことになるのでかなりの大津波。

1792年に雲仙岳の噴火とともに活発になった地震活動は島原市にある眉山の山体崩壊を引き起こし、その結果島原城下町は土砂に埋まったのが「島原大変」。
崩壊した土砂が有明海に突入したことで大津波が発生し、対岸の熊本県内でも大きな被害を出したのが「肥後迷惑」。
200年前の有明海周辺の限られた地域で起きた災害にもかかわらず死者・行方不明者が15000人に上ったということからも、他に例のない大規模災害だったことが分かります。



さらに歩いて行くと神社発見。四王子神社。
まだ咲き始めの関西とは違って九州はもう桜も大分咲いてて春の雰囲気。



ノーコメント。



境内の八雲神社。
ちょっと休憩してから再び住宅街の中を歩いて国道沿いのジョイフルへ。



近所にないので久しぶりに来たかったジョイフルでとり天定食。
割と安いし、メニューも九州っぽいのがあって割とお気に入りのファミレス。

食後も再び住宅街を歩いて駅へ。街中を歩いてると「玉名」の地名がちょいちょい目に入って既に熊本近郊であることを実感。

・長洲→荒尾 クモハ815 9 14:07 普通 銀水行き
・荒尾→大牟田 サハ813 405 14:15 快速 門司港行き


長洲出る時点で検索したら、余裕持ってたはずの旅程が崩壊すると出てきたので何かと思ったら、大牟田で西鉄への接続がギリギリでダッシュしてなんとか乗車。

・大牟田→西鉄久留米 8062 14:22 特急 福岡天神行き

西鉄特急といえば8000のイメージだけど地味にもう観光列車に改造された2本しかいないという。
そして引き当てたのは水都の方。



水都。西鉄と言えばこうやみたいな色の特急ってイメージだったのにもういないんですね。



今の西鉄の主力、3000系。そこそこの両数繋いでるとやっぱりかっこいいです。
これにも乗りたいけど久留米からは普通で甘木線方面へ。

・西鉄久留米→甘木 7104 15:08 普通 甘木行き



車体はアイスグリーン色だけど中身は割と新しい雰囲気。
早起きだったこともあり空いてる車内でうつらうつら。気付いたら甘木直前。



ローカル線の終点、甘木駅周辺はスーパーやホテルが建ってて割と都会。
昼間は30分に1本しか電車がないものの、駅前には国道があり朝倉市中心部までもすぐ。



甘木鉄道の甘木駅は西鉄の駅から徒歩3分ほど。
接続が微妙だったので、駅前のスーパーで時間潰してから向かいます。
とはいえ甘木鉄道も30分ヘッドなのでそこそこ。



切符を買って構内に入ると線路の終端の車庫が見えます。
1両1両違うカラーに塗られてるのでバリエーションは豊か。短距離の路線の割に車両は8両いるので、基本車庫のある甘木駅に来れば半分は見れることに。



左端の白いのに乗車。

・甘木→基山 AR307 16:31 普通 基山行き



車内は学校帰りの学生や地元民メイン。
沿線には特に観光地はないものの、赤字額は小さく全国の第三セクターの中でもかなり経営状態は良好な方らしく、車両も新しいので快適。



大板井。ここに限らず駅名標のデザインはなぜかJR風。
小奇麗な高架駅で、並走する大分自動車道には高速バス乗り場も設置されてるという隠れた乗換駅。



基山。謎のドリアンみたいな絵の正体は不明。ツツジ?

・基山→原田 クモハ813 7 17:01 快速 門司港行き



原田と書いて「はるだ」と読む原田駅。
鹿児島本線の快速も停車するこの駅の時刻表の端に書かれているスカスカの路線、それが原田線。



筑豊本線の末端部である通称原田線は、電車がバンバン走る桂川以東と違い山間を気動車が1日数往復してるだけのローカル線。
福岡近郊とは思えないほど本数が少ないので乗りにくいこともあり、せっかくなのでちょうど上手いこと乗り継げそうな今回乗っておこうという魂胆。

長い編成の電車や特急が数分毎に来るホームよりも一段低い0番線で数人の乗客と一緒に待ってると単行のキハ31が到着。

・原田→桂川 キハ31 11 17:18 普通 桂川行き

6人の乗客のうち3人はマニア。



山奥にどんどん入って行きます。
桂川までの短絡路線とはいえ本数が少なすぎて途中の乗降もほとんどなし。



途中冷水峠という峠をトンネルで一気に通過。3kmあるので結構長いです。
キハ31、ロングシートかと思ったら一部クロスシートで意外と快適。



トンネルを抜けてしばらくすると桂川。
桂川と書いて「けいせん」と読む難読地名。原田と言い桂川と言い、九州は素直に読まない地名が多くて分かりにくい=面白い。



電車で博多方面へ。最新型の819系がくっついてたので乗車。

・桂川→長者原 クハBEC818 3 17:50 快速 博多行き

蓄電池式の電車。とはいえ乗ってる分には普通の電車と変わらない印象。
吉塚まで行って夕飯に…と思ってたけど意外とまだ明るいのでちょっと寄り道。

・長者原→香椎 キハ47 71 18:24 普通 西戸崎行き
・香椎→新宮中央 クモハ813 1 18:40 普通 小倉行き




新宮中央駅。まだ新しそうな雰囲気だと思ったら2010年開業の新駅。
駅前に新しいマンションが建ち並ぶこの駅から1kmほど北に行くと西鉄新宮駅があります。



10分ほどで到着。西鉄の駅周辺まで新興住宅街が広がっててJRの新駅設置の効果は絶大。
一方人気のない西鉄の駅。ちょうど電車が出る所らしいので急いで乗車。こういう時にICカードが威力を発揮するんだ。

・西鉄新宮→貝塚 619 19:10 普通 貝塚行き



夕方でラッシュと逆向きの列車はガラガラ。
2両の車内には数人、乗った車両には誰もいないという状況。



とはいえ、途中駅でちょっとずつ乗客を拾って終点貝塚に到着。
乗り入れはしてないけど、地上に出てる地下鉄と改札を通じて平面で乗換できるので便利。



貝塚駅から徒歩5分、天ぷらひらおで夕食。
福岡の天ぷら屋はひらおとだるまという店が2強らしいので、どっちにするか迷って今回はこっちを訪問。



食券を買ってちょっと待ってからお好み定食(880円)。
最初にご飯とみそ汁が出てきて、机の上の惣菜と一緒に食べてたら天ぷらが揚がってくるというシステム。

豚天、美味かったです。あと机の上に置いてる塩辛とか高菜も無限に食べれます。



再び貝塚駅。地下鉄で宿へ。
福岡市交通局の車両は側面も前面も(特に前者)韓国っぽいと思ってるのは自分だけ?

・貝塚→中洲川端 1114 20:29 普通 中洲川端行き
・中洲川端→天神 モハ305 ? 20:41 普通 唐津行き
・天神南→渡辺通 3610 20:52 橋本行き




九州名物?のヨーグルッペを飲んで就寝。
部屋に風呂はないけど大浴場があったので問題なし。
福岡はなぜかやたら宿が高いのでこれで3500円でなかなかいい感じです。



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