八幡市・洛北

この間福岡に行ったときに日本三大八幡宮の一つの筥崎宮に行ったので、今度は京都の石清水八幡宮に行ってみることに。
一人で京都行くのは割と久しぶり。

2017年4月23日


京阪特急で八幡市へ。いつも2階に座るので階下席は地味に初めて。今日は途中で降りるのでまあいいでしょう。
常に混み合う京阪特急でも淀屋橋からなら階下を狙えば窓際着席は余裕。
それにしても本当に目線が低い(ホームから20cmほど)。スカートの中はギリギリ見えない模様。



樟葉で特急を乗り捨てて八幡市へ。駅前から出てるケーブルカーで駅前の男山に登山。
時刻表では15分おきの運行ということになってるものの、昼間の便の半分は「乗客がいれば運行」という不定期便扱い。
それはともかく券売機だけでもICカード使えたらもっと便利だと思います。



3分で男山山上に到着。
山の上は大部分が石清水八幡宮の敷地。参拝するにはケーブルの駅から社殿の横を通って反対側に出ないと入れないという仕様。



駅の横にある展望台からは京都方面を一望。眼下には京阪の橋梁群、遠くには京都駅ビルや京都タワーも。
川沿いの開けた場所にあるので標高(143m)の割に良い眺め。



石清水八幡宮。前述のとおり日本三大八幡宮の一つ。
これであとは宇佐神宮に行けば3つ制覇ということに、と思ったら最近は筥崎宮の代わりに鶴岡八幡宮が入ることもあるそうな。



拝殿の裏へ。この壁の雰囲気見た時になんか韓国っぽいと思ったけど、信長塀という織田信長が好んだ様式で特に関係ない模様。



「他人に 要求したきことは まず自分に 要求せよ」
是非皆さんも覚えておきましょう。



エジソンが白熱電球を作るときに八幡で取れた竹をフィラメントに使った縁から、駐車場横にはエジソン記念碑が。
エジソン記念碑前に電気自動車の充電設備があることをアピール。



では下山。
標高が低く、下まで石段が続いてるので降りるのは徒歩でもすぐ。でも割と急勾配なので登るのは大変かも。



山を下りて、八幡市駅方面に歩いていくと住宅街の中に現れる飛行神社。
ギリシャ神殿風の拝殿にジュラルミン製の鳥居が特徴。

愛媛県八幡浜で生まれ、京都府八幡に移り住んだ二宮忠八はライト兄弟と同時期に日本で初めて飛行原理を研究した人物。
1915年に忠八が自宅の敷地内に創建した飛行神社は、天磐船に乗って降臨した饒速日命を空の神として、また航空機の発展に貢献した人や航空事故の死者も祀る神社。
残念ながら天鳥船は祀ってません。



空自で使われていたロッキードF-104という飛行機のエンジンも境内に展示。
ガラスが反射して写らん。



大阪湾で引き揚げられた零戦の機首も。ミリタリー系は分からないのでそこそこに。
資料館もあるので入ってみたらANAのトライスターとか古い機体のスケールモデルが並んでて面白かったです。これは良い。



京阪で出町柳に出て京大で昼飯。日曜だったのでまたもやルネしか開いてないという悲劇。
でも美味いし、安いので満足。サラダバーが種類豊富なのが素晴らしいです。うちもあれぐらい充実させてほしい。



昼飯食べたら今度は吉田山登山。
京都秘封ランドスケープの一つ、「吉田山ランドスケープ」を探しに吉田神社へ。京大キャンパスのすぐ裏にあるのでアクセスも良好。



快晴ともあって外を歩いてると暑いものの、境内の森の中に入ると涼しげ。
これだけ日光が強い日に木の下で写真を撮ると、地面には木の影、緑の葉は光って見えて綺麗。



とりあえずピンの立ってるポイントまで登って来たものの、明らかに違う雰囲気。鳥居ないし。
木が生い茂ってるので虫も多く、耳元でブーンと聞こえたので身を低くしたらマルハナバチが旋回中。



周辺をウロウロしてあーでもないこーでもないと捜索。



発見。階段の上の木の形(片方はなくなってるけど)や石垣の形状から特定。
結局ポイントは吉田神社の拝殿のすぐ近くだったという。とりあえず見つけて写真撮って満足。



京大博物館。全国の大学博物館巡りをしてるのに、地味に来たことなかったので入ってみることに。
一応入館料は有料。大学生なら300円なのでなかなかお得。

入場するときには券売機で買った切符を改札機に通すと半券だけが出てくるという、一昔前の空港のようなシステム。
博物館では航空券と違ってチケットレス化するメリットが薄そうなので、今後もこの方式が存続されそう。



牡蠣の化石。この間尾道の牡蠣小屋で食べた最大級のやつよりも大きい化石がゴロゴロ。
牡蠣が泥の中に住んでて親の殻の上に乗って上へ上へと伸びていくとは知らなかったのでかなり衝撃。是非一度引っこ抜いてみたいところ。



ニホンザルの分布。こうやって見ると実はニホンザルってどこにでもいるわけじゃない(茨城県にはなぜかいないらしい)
箕面のイメージが強いからその辺にいそうだけど、兵庫県内でも六甲山系にはいないし。



はく製類。学術標本260万点を誇るこの博物館では、他にもモグラや昆虫標本が大量に展示中されてて充実(昆虫は苦手なのですっ飛ばす)。
京都府北部の美山町にある京大芦生研究林は動植物がかなり豊富で、ここに展示されてるツキノワグマもそこで捕獲されたもの。
ヒグマよりはましだけど、こんなのと山の中で遭遇したらかなり恐怖。



工学系の展示もあるほか、撮影禁止だったけどキリシタン墓標や景教に関する展示もあってかなり面白いのでオススメ。空いてるし。
フォロワーともニアミスしかけるあたりもさすが京都。昔稲荷山に行ったときに先輩と偶然遭遇したこともあるし、人生が交差する街、京都。

バスで出町柳に戻り、休みで暇にしてたガマニャン(青ガマ氏)と合流することに。
こうして結局今回も仲間と共に京都観光。



バスを乗り継いで御室仁和寺へ。予想外に遠かった。
数日前に御室桜が綺麗だとニュースでやってたのを思い出したので、御室桜ランドスケープを求めて訪問。

拝観券売り場にて
「御室桜見るのってどの券買えばいいですか?」
「あ~御室桜はもう散っちゃったんで無料開放してますよ」
想定外の回答



なるほど、散ってる。探訪失敗。



ここだけ切り取ったら満開っぽく見えるかと試みるも失敗。



1本だけ植わってる遅咲きの「泣き桜」。綺麗だったのでまあこれでいいでしょう。



続いて本日3回目の登山。仁和寺の目の前に聳える双ヶ丘山頂を目指します。



予想外に普通に登山道っぽくてビビる。とはいえ男山とは違って周辺も標高60mほどなので標高差50mほど。
トローリー!オー



これが雙ヶ岡ランドスケープ。延々森の中でどれも同じ風景に見えるし、雰囲気それっぽいのでここということに。
見ての通り、シダ類が生い茂っててかなり鬱蒼とした雰囲気。



10分ほどで山頂に到着。下界との比高50mでもなかなかの風景。
山陰線に乗って京都から嵐山方面へ向かう車窓を見ると割と建物が立て込んでる印象だけど、上から見るとやっぱりのっぺりした印象。これが京都です。



もちろん仁和寺もちゃんと見える距離。泣き桜が目立っててここからでも確認可。



その後バスで河原町へ戻りウィンドウショッピング。

晩飯をどうしようかとなり、木屋町通周辺のラーメン屋が美味いとの情報で何軒か調べて店へ向かうも、なぜか悉く潰れてたりして謎。
路地をすり抜けてなんとか路地裏でやってる店に到達。



普通のラーメン(700円)。チャーシューメンもあったけどノーマルでもなかなかのチャーシューの量。そして美味い。
一人だと新規開拓することがほとんどないので、こういう機会に穴場を開拓しよう運動。

その後、マクドで反省会(嘘)をして帰宅。お疲れ様でした。

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