関東外縁紀行

2018年8月23日
・三宮→神戸空港 2601 7:05 神戸空港行き

神戸空港は近いとは言っても8時の飛行機に乗るには家を6時台に出ないと厳しいことに最近気付き始めた。9時とかだと起きる時間的にはちょうどいいけど目的地に着くのが昼前になる。そもそもそんな選り好み出来るほど神戸は本数が多くない。



今日の夜にはこの辺りは南から来る強い台風20号に直撃されるけど、今のところ風は強いものの晴天。
とはいえ旅程には既に影響が出てるというか、明日の夕方の便で帰る予定だったのを昨日のうちに翌日の便に振り替えておいた。もちろん無手数料で。でもぶっちゃけ明日の夕方には台風の影響は皆無だと思う。

・神戸空港→茨城空港 8:00 JA73ND SKY182便 茨城空港行き 28H

別件の払い戻しとかやってたら結局今日もギリギリで保安検査通過。
先週導入された経営再建後初の新造機であるJA73AAが来ないかとちょっと期待したけどそう上手くも行かないので…インテリアが変わったらしい。



京都。空から京都は何気に初めてちゃんと見た。
特徴的なので雲の隙間からの少ない情報だけでもどれがどの辺りかが分かりやすい。川がY字に分岐してる又の部分の森は糺の森(下鴨神社)、左上は吉田山、右上は御所。

雲は多いしベルトサインは消えてるけどたまに大きく揺れる。それでも何の問題もなくキットカットを配り続ける。



韮崎市~甲府盆地。下の三角州みたいな部分の先端付近に韮崎市中心部がある。
八ヶ岳山麓の川で削り取られた地形が特徴的。



茨城空港に着陸。関東も思ったよりふわふわの雲が浮かんでてなかなか綺麗。
着陸直前に見えた空港の周りの延々畑と林が続く風景は北海道っぽいな。実際茨城空港の前にはセコマがあって北海道風。



ターミナル。前来た時以上に染まってる。降機した時に壁に書いてあった熊の絵を見て地元のゆるキャラかと思ってたらどうもあれもガルパン関連らしい。
いつの間にかタイガーにイースターに国際線も増えてきていい感じに活気づき始めてると思う。まあ都心までバスなら500円で2時間以内だしアクセスは思ったより良好。次来た時は500円バスを試してみよう。
今日は逆向きに進みますが。

・茨城空港→水戸駅南口 9:45 茨城交通 茨城空港線 水戸駅南口行き

すごい古い車だった。それでもwifiが飛んでるという。使えなかったけど。



田舎道を抜け、高速に入ったら早起きだったのでうつらうつらしてて気付いたら水戸駅。
駅前に止まってた関東鉄道のバス、なんかブツブツで怖い。集合体恐怖症の人から苦情来そうなデザインだけど何をイメージしたんだろうか?

とりあえずICで入りホームへ。放送の声がJアラートみたいなのに変わってて怖い。
水郡線ホームにはDE10がいるし、他はE531だらけ。
415とかのイメージだったけど前来た時もE531とちょっとのE501だけだったはず。

・水戸→勝田 モハE530 2013 10:43 普通 勝田行き

てか、E531初乗り。勝田ってだいぶ北だと思ってたけど水戸から一駅だった。でも駅間長いし割と飛ばすねえ。



電車降りたら651発見。しかも7両。7連はもう全部常磐線を離れた物だと思ってたけどまだいたのか!?と思ったらまだ2本だけ勝田に波動用で残ってるらしい。
良い所に止まってるし帰りは時間がないので資料用に写真撮っておく。

窓口に行って帰りの切符も買おうとしたらえらい進まない。いくら乗り換えに時間あったとはいえ割とギリギリ。
しかも駅から出て駅舎の周りをうろついてみるもひたちなか臨海鉄道の改札がない。乗り換え改札らしき物はJRのホームにあったけどフリー切符を買う必要があるのでどうするんじゃ?と思ってたけど、聞くとJRのホームの横から入ってください…とあっさり有人改札を通過。ぶっちゃけ分かりにくいぜ。



JRのホームの端にある窓口でフリー切符買ったらちょうど入線。
2両のうち勝田側の1両は職業体験の小学生の団体が貸切。なんでも那珂湊まで車内放送体験をやるらしい。普段はワンマン運転なので肉声の車内放送はある意味貴重。

・勝田→阿字ヶ浦 キハ37100 03 11:17 阿字ヶ浦行き



ゆっくりと田園地帯を走って行く列車。「湊線」という路線名だけど海が見える区間は意外と少ない。
車両の形式も一目見て「3710で『みなと』なんだな」と分かる番号。でも0が一つ多くない?と思ったら今乗ってるのはキハ3710の改良型のキハ37100ってやつらしい。前者とほぼ同型だけど1両しかいない。

車庫がある那珂湊で勝田行きのキハ11と交換。職業体験の小学生も降りて行き、急に静かな車内に。
というか車内放送体験やってたから自動放送切ったままだし、LCDも放送装置と連動してるようで点いてないので今どこにいるかが分からない。



少ない乗客を乗せて終点の阿字ヶ浦に到着。駅から10分ほど歩くと海水浴場があるからもっと混んでるのかと思ってたけど、海に行くと思わしき思わしき乗客は皆無。まあ盆過ぎてるしなあ。

側線には2両の廃車になった気動車が留め置かれている。一昨年まで走ってた旋回窓を持つキハ222は北海道の羽幌炭礦鉄道から来た車両。外観がいかにも北の気動車って見た目をしてるので、真夏の本州の海辺にいるのは若干不釣り合い。



キハ2005は島原鉄道色。特徴的なひげが消えかかってて痛々しい。
これも元は北海道の留萠鉄道の車両。この顔の気動車最近色んなところで見てるけど、実際昔は幹線でも地方の小さな私鉄もこの顔の気動車だらけだったのを思うと今でいうNDCみたいなところかな?

ちなみに留萠鉄道はその名前の割にメインの路線は内陸の沼田町にあった。
にしても羽幌炭礦鉄道にしてもそうだけど、北海道は小さい私鉄のみならずそれが接続してた国鉄の路線すらどんどんなくなってるから恐ろしい。羽幌炭礦鉄道が羽幌駅で接続していた羽幌線も無くなったのは既に遠い昔。そして羽幌線が接続してた留萌本線すら3年後には全線が廃止という。
逆に炭鉱があったとはいえそんな奥地まで鉄道が走ってた方が驚きなんだけど。



駅を出て海の方へ歩く。思った以上に狭い道で歩道もないけど、交通量も思った以上に少ないので問題なし。
海までは割と標高差があるので民家の隙間から覗くと坂の下に青い海。阿字ヶ浦は坂の街なんだ。



そしてセコマ!?まあ調べてきたんですが。
よく北海道で見かけるセコマと違ってなんか個人経営っぽい。もともと個人商店だったところがそのままセコマになったんだと予想。
品ぞろえも北海道以上に生活感ある雰囲気。でもあの安い惣菜はちゃんとあるので色々購入。



坂を下って行くと阿字ヶ浦海水浴場。もう8月も終わりだけど日差しも青い海も空もまだまだ真夏の様相。でも海水浴客はあんまりいない。
波は台風のせいか高く防波堤に当たって激しく波しぶきが上がる。船の横の建物はもしや東海原発?と思ったけどあれは常陸那珂火力発電所。そのさらに奥の煙突みたいなのが多分原発。直線距離で10kmも離れてない。


バナナボートで遊ぶウェイ軍団を眺めながらコンビニ飯食う。セコマ飯で北海道気分を盛り上げて対抗。しかし北海道とはかけ離れた暑さと直射日光に負けて敗北。
日を遮るものは皆無だし風が強くてゴミが飛んでくし、ピクニックには不向き。セコマには北海道でみんなでドライブ行ったときに寄りましょう。



酒列磯前神社に参拝。海辺からは坂を登っただけで汗が噴き出す気候。
そしてこういう森はヤバいなあ…ブンブンが…



と思ったけどそういう系の木じゃなかった。虫はいなかった。しかも日陰で風が抜けるので涼しい。外と明らかに気温が違う。
長い参道を覆う自然林は茨城県の天然記念物。こういうところならいくらでも歩いて行けるね!



この辺りは津波の爪痕もすっかりなくなってるから忘れがちだけどそういえば大津波が押し寄せた地域。
さっきの海水浴場のところにも真新しい防潮堤があったしな。



数百mある参道を歩いてようやく拝殿。
祭神はオオナムジと少彦名。その名の通り酒の神でもある少彦名を祀ってるので境内には酒樽が大量に積み上げられてる。
ひたちなかからも遠くない大洗には大洗磯前神社があり、この神社とも関連が深いという。向こうは荒々しい太平洋に鳥居が立ってるらしくかっこよさそう。



境内にある亀の像。お守りを授かってから頭を撫でると宝くじが当たるらしい。宝くじとは言わないので賃金アップしてくれればいいです。



駐車場の脇の自販機を見たらちゃんとMAXコーヒー売ってた。さすが関東。すげえ甘いらしいけど実際どうなんでしょうね。未だに飲んだ事なし。



帰り道、参道の途中で海の方に抜ける道を発見。森が切れて海辺の方へ石段が続いてる。
鳥居の向こうには港、夏の風景。なんとエモーショナル。夏休みの風景だねえ。もう8月も下旬だけどひたちなかはまだまだ夏だった。


再びセコマに寄ってメロンソフトでも買おうかと思ったけど、冷やしてあったのを見つけて沖縄産パインのパインソーダを買う。なかなか美味い。
こういう限定商品があるから北海道行く度にセコマに吸い込まれる。来月はどれだけ吸い込まれるでしょうか。

・阿字ヶ浦→勝田 キハ3710 02 13:19 勝田行き

さっきと同じ編成の勝田方の車両。今度はキハ3710。



那珂湊の車庫には三木鉄道にキハ11にいろいろな廃車体にとごちゃまぜで模型のよう。
でも全国から車両をかき集めてるのに同じような顔をした車両だらけというのも面白い。なんというかミャンマーっぽく見えません?

・勝田→水戸 サハE531 33 13:49 普通 水戸行き

勝田に着いたときに反対側のホームにときわが止まってたので一瞬乗るか?となったけど迷ってるうちに発車。
なんか常磐特急って車内で特急券買うのと窓口で買うのとで料金違うのね。乗ってたらめちゃくちゃ料金取られるところだった。6分で1000円はさすがになあ…でも友部にも止まるならちょっとアリだったか?いや1000円はなあ…

・水戸→友部 モハE531 2025 14:00 普通 上野行き



友部駅の電光掲示板のひたちの横にはE657の絵が表示されてた。こういうところJR東は割と気合入れてる気がする。スーパーあずさもそうだったし。
そして乗る電車はまたE531。本当にこの電車しかいない。でも意外とスピードの割に揺れないもんだ。新快速の方がよっぽど揺れる気がする。

・友部→小山 クハE531 1006 14:19 普通 小山行き



車両は新しいけど5両編成でもガラガラのローカル線。一直線に東北本線まで短絡する。
これは筑波山の裏側?水戸近郊だけど車窓にはかなり田舎の風景が広がる。にしても雲が増えてきた。



と思ったらいきなり大雨。ほんとにスマホ見てて顔上げたら大雨でびっくりした。
数分で一旦止んで、関東鉄道と交差する下館で再び強い雨に遭遇。どうも小さい発達した雨雲がいくつも北上してきてるらしい。うちの近所ではあんまり見ない暴力的な降り方してるけど、それでもこの辺の小学生は動じずにダラダラ自転車漕いでた。

小山からは東北本線で東京までロングラン。1時間半以上かかるのでグリーンを…と思ってホームの機械に行ったらSUICA以外使えない。乗車券は近郊区間で途中下車できない。
せめてE233なら…と思ったけど結局E231の普通車で耐えることになってしまった。南無三

・小山→東京 モハE231 5650 15:31 普通 熱海行き

もう大宮出たぐらいで限界が来てね、黙って座ってたけどお尻が痛すぎて立ってた方が楽だわってことで、ドアの横に立ってぼけっとしたまま東京スカイツリー一人きり眺めてたら尾久に四季島止まってた。去年函館で見て以来。
それにしても東京の電車の独特の走行音と警笛、夕暮れのビル街を眺めながらユリイカ聞いてると最高にエモーショナルでなんとも良かった。はるばる来たぜ東京。

東京で用事を済ませ、秋葉原へ向かうべくホームに上がったら線路からの発煙で山手線も京浜東北線も止まってる。なにやってだ。
・東京→御茶ノ水 モハE232 417 17:32 通勤快速 高尾行き
・御茶ノ水→秋葉原 サハE231 519 14:00 各駅停車 千葉行き


総武線の500番台も増えたし、山手線はE235だらけだし、やっぱり毎回来るたびに風景が変わるのが東京。


噂のミルクスタンドも堪能し、18きっぷのバラ売りとか探しながらまんだらけ漁ってたら東京に引っ越して久しい狂夜さんと遭遇。こりゃ奇遇ですねぇ。まあ待ち合わせてたんですが。
やがて関東のプラレーラーが一人また一人と集まりサイゼにin。2週間前に静岡出会った面々、というか普段静岡でしか会わないのでなんか大勢で東京に旅行に来たみたいな感覚。
ぐだぐだご飯食べてるうちに追加メンバーも二人到着し、もうサイゼは満員なのでマクドでも…と思ったけどどこも激混みなので…


飯もスルーして湾岸に興じる。まだ晩飯を食ってない二人の都合はガン無視だ(スンマヘン)
湾岸もすっかり久しぶりだけど8人も集まってワイワイやってるこの風景、半年前まで茨木のイオンでよく見られた懐かしい風景なんだよなあ。

各々明日も仕事なので22:30には駅で見送られて解散。お疲れ様でした&ありがとうございました。

・秋葉原→上野 13402 22:36 竹ノ塚行き
・上野→田原町 1008 22:45 浅草行き


どっちも初乗りな新車。13000は甲種とプラレでしか見た事ない。

浅草寺にもほど近いホテルにチェックイン。都心まで地下鉄ですぐなのに一泊3000円台。しかも大浴場がついててかなり満足。
風呂あがって寝るか~とテレビつけたら地元が暴風と大雨でえらいことになってる映像でビビる。東京に逃げて来て良かった。130mm/hの大雨が神戸で降るってのはなかなかないぞ。

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