晩夏仙山紀行

7月に再開されたスカイマークの神戸仙台線。いよいよ東北へ安く行く手段も現れたということで早速乗ってみることに。
6月にいま得で予約してたので往復とも5000円代(最安運賃)。安いのはいいけどガラガラでまた無くなっても困るので積極的に利用したい所です。

2017年9月3日
ただでさえ早朝便でギリギリなのに駅に行ったら乗る電車が15分遅れとかなってるし、これ以上途中で遅れが増大したら最悪チェックインに間に合わないかもしれない危機到来。
とはいえ早朝で代替交通手段もないしどうしたものかとしばらく悩んだ結果



こうなったのであった。当然切符も持ってないので、ダッシュでみどりの窓口に駆け込んでなんとかギリギリ乗車成功。

・西明石→新神戸 786 5504 6:00 のぞみ100号 東京行き 9A

一駅なので値段はそんなにしないけど、まさか久しぶりの新幹線にこんな形で乗ることになるとは…
地味に999の発車メロディも初めて聞いたし。

・新神戸→三宮 3523 6:14 西神中央行き
・三宮→神戸空港 2607 6:20 神戸空港行き


あって良かった新幹線のおかげで三宮で元の旅程に復帰。
遅れるリスクもほとんどなく一気に短絡できる新幹線はこういう時に役立ちます。それに行程にちょっと面白味が付加されたのでノーカン。



チェックインしたのでとりあえず展望デッキ。

この角度から見たら何だかよく分からんけどNH412はまたスタアラ。前回来た時(4月)も同じ機材だったし謎のエンカウント率。



タカガールジェットおんなあと思ったら乗るやつでした。
朝食買って搭乗。機内も球団歌が流れてて異様な雰囲気。野球わからんのでスルー。

・神戸空港→仙台空港 7:20 JA73NJ SKY152便 仙台空港行き 9A



9列は窓のすぐ横かと思ったけどが微妙に窓が前方に寄ってて景色が見にくくてちょっと失敗。
安かったので空いてるのかと思ったけどほぼ満席で安心。四国への入り口でお馴染の淡路SAがよく見えてます。



諏訪湖上空。右端に諏訪大社春宮と秋宮が写ってて諏訪感満載。
長野自動車道と中央道の合流点も空からちゃんと見えるのはさすが。GPSで現在位置を取得しながら外の景色を見るとどれが何か分かるので楽しいです。



1000km/h以上で浅間山通過。最近噴火があった活火山は山容が独特で目印にしやすいのでなかなか便利。



夏の間ずっと天気が悪かった東日本の空も今日はほぼ晴れ。
キットカット齧ってたらすぐ降下開始。仙台も近くなりましたね。



福島市の吾妻小富士。これも火口の周りが地獄みたいな風景なのですぐ分かる。
火山がない地域に住んでるのでこういうの見ると盛り上がります。生きてる火山って感じがする。



常磐線の旧線との分岐点が見えたら海上へ。最近内陸に移設されたのでまだ新しい高架と荒れ地と化した廃線跡が目立ちます。
滑走路に進入する前に500m前後の高さを維持したまま20km沖の海上を飛ぶのでちょっとした遊覧飛行(海しか見えないけど)



降機して電車まで結構時間があるので展望デッキへ。もうちょっと本数増やしてください。
CRJ700。導入が続くアイベックスのCRJ700の中では一番古い機材。200はもうすぐ退役らしいけど、正直このクラスの飛行機はまだパッと見で判別できないので…



上空が北海道→関東への航空路になってるので上空を数分おきに大型機が通過。
さすが世界一の航空路線。



エアドゥ。ちょうど翼の付け根の形状を見たかったのでこの後バンバン資料を撮ることに。737は神戸にも飛んでくるのでいつでも見れるんですけどね。

やっと電車の時間になったので駅へ。本数が少ない(30分に一本)上に2両で激混み。
仙台市内との間を結ぶバスもないので唯一の空港アクセスなのにこれは不便。

・仙台空港→仙台 クモハE721 503 9:13 普通 仙台行き



久しぶりの仙台。前回よりさらにE721に統一されてきたかと思ったら、これから乗る列車は719系。
座席がE721よりも座り心地が良いので来るとちょっと嬉しい車両です。

仙台からさらに北に進み、駅で迎えに来てくれたツバサエイ氏と、さらに別の場所ですきまさんと合流。お二方とも普段からお世話になってる仙台市民。でも今年やたら会ってるし、実際3週間前に静岡で会ったばっかりという。次はどこで。

もうすぐ退役予定らしいスパーキーに最初で最後の乗車。
あんまり見ることのない車だから今後他の場所で乗ることもないだろうし、おそらく人生最後のスパーキー乗車。これ3年間しか販売されなかったレア車なのね…



山間の新興住宅街の間を抜けて行けばイメージしてた東北の夏の風景。
こういう向こうに青緑の山がどっしり構えてて、一面田んぼが広がってるあたりイメージ通りです。でももう気温は涼しく、稲穂は色づき始めてて夏の終わりの様相。

神戸にも似て地下鉄沿線にニュータウンが広がる仙台市。地下鉄南北線の終端である泉中央から先も国道4号線に沿ってニュータウンは続き、仙台市の北側の富谷市域まで住宅街は達してるのが神戸と違います。神戸?神戸は延々田んぼだねえ…
ところで富谷市、最初「とみたに」と読むのかと思ったら「とみやですよ」と突っ込まれる。
そう言えば周辺のニュータウンや自治体の地名で谷の字が付く地名はことごとく「や」と呼んでるのに気付き、渋谷とか世田谷みたいに東日本は「や」読みで西日本は「たに」読みなのか?と思って調べると、やっぱりそうらしくて納得。



4号線を北上して小牛田まで到達。ここ転車台に車庫になかなか盛りだくさんなんですよね。ごちゃごちゃした踏切もあるし。
車庫を見物。この風景見覚えあると思ったら新津っぽいです。あと駅の階段は島田っぽかった。



石巻方面に出て、さらに三陸自動車道に乗って松島方面へ。アクセル全開でも80kmがやっとのご老体スパーキーには高速は辛かった模様。

高速を出て海沿いへ。野蒜海水浴場付近は復旧中で1本内陸の道を通ったけどこの辺も周囲は未だに更地。
道路だけがようやく復旧されてるものの、震災前にあった松林は完全に消えて折れ曲がった街灯が放置されてて宮城県民のお二人も初めてこういう所来たとびっくり。



宮戸島に入って休憩がてらスパーキーの撮影大会スタート。海が似合う車です。これでも7人乗りだから凄い。
潮位がやたら岸壁ギリギリだったけど、震災で地盤沈下したからなのかは不明。工事現場と荒れ地の間を走ってきたのでこういうゆったりした海辺の風景が落ち着きます。この静かな風景がいつまでも続きますように。



東名駅ホーム跡。「とうめい」じゃなくて「とうな」。
近く走ってる時に、新聞で見た205系が流されたところっぽいなあと思ったらやっぱり仙石線の旧線跡でした。
3年ほど前にホームなども撤去されて今では緩やかなカーブだけがここに線路があったことを伝えるのみ。

島に守られて比較的被害が少なかった松島市中心部は観光客でごった返してて観光地感爆発。
次は船乗ってみたいけど一人だと行きにくいのが難点。



仙台港。名古屋や苫小牧からのフェリーが発着し、新幹線も陸揚げされる港。てか生き地獄ツアーで伊達政宗と松が立ってたところ。
ミスター朝から頑張ってる~!



リサイクルショップを覗いてから一旦ツバサエイハウスに戻って車両交換。スパーキーの後釜のN-WGNの加速に感動。
仙台、住宅街にも木が多くてさすが杜の都。でも5月は毛虫湧きそうでやです。


なんだかんだで昼飯をセブンのから揚げだけでしのいできたので早めの夕食。仙台市民おすすめのつけ麺。
期待以上に美味かったので成功。久しぶりにつけ麺食べたけど具がちゃんとしてるのが非常に嬉しいです。



行く時に途中で見えて気になってた仙台大観音。高さは50mじゃね?とかあれこれ言いながら看板見たら100mで予想外のデカさにびっくり。入ってみたかったけどさすがに営業終了してました。要リベンジ。
1990年に完成し、航空障害灯やアナログ放送用アンテナ(使用停止)も備えたハイテク観音。宮城県でアナログ放送が終了した2012年まではこの成りで電波塔としての役割も果たしてたというから凄い。

近隣のブックオフなどを散策してからバッティングセンターへ。卓球やらキックベースやら充実しててなかなか良さそうなバッティングセンターで羨ましいです。全然当たらないけど運動した気分になれるのでバッティングセンターは割と好き。
駐車場の横の市バスの営業所を見物してからホテルの近所まで送ってもらって終了。
ホテルの高い仙台でも花京院のメイフラワーは軽朝食付きで3000円ちょっとで泊まれるので定宿と化してます。
設備は多少古いけど寝るだけなので問題なし。ここ数日寝不足だったのでフラフラ風呂に入ってさっさと就寝。

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